第13章 ふたりなら、きっと…
俺も、意識を飛ばしたんだろうか?
自分でももう、曖昧で。
どのくらい時間過ぎたのか、
もう分からなくなっていた。
部屋の時計は深夜2時を回っていた。
智の身体を、綺麗にしてあげないと…
明日、大変なことになる....
可愛い顔で眠る彼を後ろ向きにし、
蕾から、俺の放った欲を掻きだす。
「...んん..んっ..」
僅かに反応するも、彼は起きない。
最後は大して出なかったにしろ、
何度も出したからな~...
智のソコから結構な量の白濁を出し、
お湯で絞ったタオルで、
彼の身体を隅々まで拭いた。
顔も...髪も...
シーツも交換し、
生まれたままの姿で横たわる彼は、
本当に綺麗だった。
そのまま、智に布団をかけて、
俺はシャワーを浴びに行った。
髪を乾かし、洗濯を回し、
智の横に滑り込んだのは、
3時をゆうに回っていた。
『いくらなんでも、無茶しすぎた...』
眠る彼の身体を抱き寄せると、
智の甘い匂いがした。
安心するその匂いに包まれて、
俺も、意識を手放した。
幸せで....
満たされた心地よい疲労感と、
智を心行くまで愛した満足感に
浸りながら...