第13章 ふたりなら、きっと…
「これアップした人って、アンチかな?」
智も、画面に釘付けのようだ。
「少なくとも、アンチじゃないだろうね~
これだけの写真を持ってるってことは、
寧ろ、ファンでしょ?」
智は、俺の手に指を絡めながら、
「ふ~ん。ファンの子は、
俺たちが、こうだといいって...
そう思ってるのかな?」
「少なくとも、この人はそうでしょ。
女の子と付き合うより、
メンバーの方がいいってことかな~
なんか、歪んでる気もするけど♪」
「じゃあ、
俺と翔ちゃんが付き合ってるって言ったら、
喜んでくれるんじゃない?」
嬉しそうに言うけどね....(^^;
そんな簡単な訳ないでしょ?
でも、嬉しそうな智が可愛いから、
否定もしないけど...
俺は、智の首筋に唇を落としながら、
「でも、言わないよ。
大事にしたいし、批判されたくないからね。
智とのこと♪」
首筋へのキスに身をよじりながら、彼は、
「..あんっ....もう//ご飯食べなきゃ!」
可愛い声を出しつつも、
振り返って俺を睨む。
「智、食べたくなったんだもん♪♪」
わざとごねて見せると
「ご飯食べて、お風呂入ったら
あげるから!」
そう言いながら、
唇にそっとキスをくれた。
パソコンの画面でも、
俺と智が抱き合っていた。
『もう、ずっと一緒だよ❤』
流れてきた文字には、
そう書いてあった。