第12章 君の全部を教えて...
すると、彼は、
ゆっくりと俺の唇に、近づいた。
思わず...
プイッと、横を向いてしまう。
それでも、彼は、
何度でも俺の唇を追い回す。
逃げても、逃げても....だ。
俺は、大きく息を吐くと、
彼の頬を両手で捕まえて、
俺の方から、唇を奪ってやった。
強引に抉じ開けた歯列の間から、
無理やりに舌を差し込むと、
彼のそれを追いかけて、絡めた。
「んっ///..はぁ..ん.んんっ..」
翔ちゃんが、急に甘い声を漏らすから、
俺から仕掛けたくせに、
身体の中心に一気に熱が集まる。
(なんだこれ?盛ってるガキみたいだ...
やきもち妬いて、拗ねて、
結局、これだ///)
俺は、自分がなんだか情けなくなって、
彼の身体を離そうとした。
「智!離れんなよ///」
翔ちゃんは、そう言って、
今度は、俺をラグの上に押し倒して、
深く激しく唇を貪った。
「やめっ///..しょお..ちゃん...
ねえ..ちょっと...」
止めてなんて、
どの口が言ってるんだって。
自分でも笑えるけど。
もちろん、翔ちゃんが止めるはずもなくて。
舌を吸い上げ、俺の唇を噛みながら、
シャツを捲りあげた。
「智のココ..もう勃ってる♪」
俺の乳首は、さっきからの刺激で、
恥ずかしいほどに、硬く主張していた。