第10章 My sweet darling
翌日は朝から、レギュラー番組の収録なので、
俺たちは、手を繋いでベッドに入り、
そんな日は、そのまま寝ることが多い。
...まあ、それもその日に寄るんだけど。
この日は、寝落ちしそうな翔ちゃんに、
絵のモデルを依頼してみた。
「絵のモデルって、顔?」
「うんん、全身お願いしたいな...」
その俺の一言に、
閉じそうだった彼の目は一気に開いた。
「全身??」
「うん、そう。」
翔ちゃんは、何か考えている風だったけど、
「...それってさ、裸?」
聞きにくいことを聞くようなそぶりで、
こっそり聞いてきた。
...なんで、声ひそめたの(^^ゞ
「できれば、全裸がいいな~」
すると彼は、
「やだよ!なんでだよ?」
すごい剣幕で断ってきた。
「なんで?いいじゃん...
いつも見てるし。今更じゃん」
「それとこれとは、違うの!」
......あっ、そっ...
そんなら、いいよ...
「じゃあ、他のメンバーに頼もうかな~?
相葉くんなら、
すぐに引き受けてくれそうだし...
松潤なんて、魅力的...」
「ちょっ...待ってよ...
他に頼むなよ...」
...はい、乗ってきた~
思った通りの反応だね♪