第8章 君のとなりで
「あっ...あっ...あっ..
..やぁ...あぁ//」
智くんの聞いたこともない可愛い高い矯声が、
部屋の中に広がっていく。
初めて覚えた快感は、
彼を大胆にしていった。
「あっ..しょおちゃん..
もっと...もっと..して
..そこ..いっぱい..擦って..やぁっ//」
「さとし...つっ///」
「それ...さとし..って..呼んで..」
追い詰めるつもりが、
逆に追い詰められている感じが、
俺を更に昂らせていく。
「さとしっ...もう..無理だ...
イキ...そう..」
「..しょおちゃん..俺もまた...
..出ちゃう..よ...一緒に//」
俺は、その言葉に、
一気に腰を打ち付けるスピードを上げ、
俺と智くんのぶつかる音と、
その時に漏れるクチャクチャという水音が、
堪らなく卑猥に響いている。
「あっ.あっ.さとし..
さとし...んんっ////」
「...あっ..しょおちゃん////」
その瞬間、俺は彼の中から出て、
彼の腹に、勢いよく熱を放った。
それは、彼からの熱と混じり合った。
息が上がり、朦朧とする彼の横に、
俺も俯せに倒れ込んだ。
何とも言えない、
幸福感と疲労感に包まれて、
俺は、ゆっくり、彼を見た。