第8章 君のとなりで
「俺ばっか、何度も...ごめん...
でも、しょうちゃん...
俺まだ、変なままだけど...翔ちゃん、
動くの、大丈夫かな~」
潤んだ目で、俺を見つめる彼が、
堪らなく愛しい。
俺は、彼を引き寄せて、
唇を重ねて何度か唇を啄んでから、
「大丈夫...もっと乱れてよ。
俺が見届けてやるから」
と、思わせぶりに言った。
「...ちゃんと、見ててね...
自分でも、どうなっちゃうのか、
わかんないんだから...」
俺は、その言葉に、
死んだね...
(ほんと、おまえ、大概にしてくれ////)
そして、
さっきよりも激しく腰を打ち付けた。
「..やっ..あっ..あっ..やあぁ...
ダメ..ああっ..どうして...」
繰り返される俺の挿送に、
熱を放ったばかりの彼が、再び起き上がる。
「智くん。元気だね」
そういうと、彼は耳まで真っ赤にしながら、
「もう...どうにかなりそう...
しょうちゃん...助けて...」
と懇願する。
しかも、うるうるの涙目ってさ....
どんだけ、天使なの?
...いや、ここまで来ると、逆に悪魔だ!
そんな彼に、
俺はますます持ってかれそうになり、
「大丈夫...俺、もう、ヤバいから...」
と、やっとのことでそう返した。