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白昼夢、或いは現か夢遊病。

第1章 短編集


2ヶ月くらい経っただろうか。


ハリーから連絡が来た。


飛ぶように両面鏡の前に行くと、聞きたかった言葉が降ってきた


"やったよなまえ!!スネイプ先生の絵画が校長室に飾られる!!!"


「本当に!?・・・ねえ、ハリーその絵画を描くの・・・私に任せてくれないかな?」


「僕も今それを頼もうとしてたんだよ!」


「やった・・・!いつまでに出来上がればいいかな?」


「新入生が入るまでだからゆっくり描いてもらって構わないよ」

「了解。じゃあ早速今から描き始めるね」


「えっ、もうかい?」

「だってスネイプ先生の絵よ?早く描かなきゃ減点されちゃう!」

ハリーはたしかに、と笑って両面鏡の通信を切った


両面鏡を切ってから直ぐに、私は自らの宝箱と称した箱を持ってきた。その中から学生時代、大量に隠し撮りした教授の写真を取り出した。

下書きの鉛筆がいつもの数倍早く動いたのは、隣の先生をいつも描いていたから。


「教授・・・」

今にも眉に皺を寄せてなんだと言いそうなスネイプの絵に少し笑いがこみ上げてきた


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