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白昼夢、或いは現か夢遊病。

第2章 短編集2


「先生、スネイプ先生。入りますね~」

短い返事が聞こえたので入るといつもの黒ずくめが居た。本当に此処が似合うな、と思うと同時に私は口を開く。

「今から私の言うことを断って下さい。私は先生が好きみたいです、付き合って下さい。」

いつもの様に淡々と言ってやった。淡々と、それはもう淡々と。
ほれ、早く断れ。そしたら私は元の無関心生活に戻れるんだから。

「・・・どうしたんですか?」

「・・・・・・」


先生は黙ったまま下を俯いている。何故だ。


「君はこの前我輩とその・・・友人になりたいと言っていたな?」

「はい。今は恋人になりたいんですけどね」

「・・・・・・」


何故そこで黙るし。何故そこで断らないし。



「・・・断れないと言えば君はどうする」

「?」

何言ってんの先生。何?私惚れ薬なんて盛ってませんよ?


「断れないなら付き合うことになると思いますが」

「それでは駄目なのか?」


は、い?

「スネイプ先生、はっきり言って下さい。私と付き合って下さい。」

「・・・ああ・・・よろしく」

「・・・嘘じゃないの・・・?」

え、え、え、分かんない、ちょ、先生大丈夫?頭とか諸々大丈夫?

「信じられないか?」

「ええ、そりゃ勿論」

信じられないですとも。・・・!?なんか口に当たってっちゃっっっgtfjulcdwi!!!!キスされっちゃっちゃっ

「信じられないなら体で信じろ」

案外女慣れてんじゃないのこの人・・・と思いながらも真っ赤になった顔を隠すため先生に飛びついた


「何故我輩だったんだ」

「皆に好かれてないから?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「あ、シャツ記念に貰いますね。どうしたの、先生。」

「・・・ああ」
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