第1章 短編集
レギュラス様へ
クリーチャーめはレギュラス様に感謝を述べます。
そして、クリーチャーめはレギュラス様に謝罪を述べます。
P.S.
只今クリーチャーめはなまえ様がレギュラス様もお喜びになるだろうと仰られたのでレギュラス様の机と椅子を拝借しております。
クリーチャーより
クリーチャーは私に深々と頭を下げ、封を閉じて黒い梟を呼び瓶と封筒を渡し、ヒソヒソと何かを言うと梟は飛び立っていった。
何を言ったのか問うと秘密だと言われてしまった。
ケチ、と言ってレターセットを机に戻そうとした。
その時机の奥にまだ封を切っていない黒い封筒を見つけた
なんだろうかと封筒の裏表を見ると私の名前があった。
なまえ・みょうじへ
レギュラス・ブラックより
レギュラスが私に手紙・・・?
クリーチャーに知ってる?言うとにこやかに笑ってクリーチャーめには言えませんと言われた。
つまり開けてもいいって事だろうな、と勝手に解釈し手紙に封をしてある赤い蝋を切った。