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短編集〜猫達の茶番劇〜

第1章 惚れ薬


__………上手くいったか。
家を出てから、獲物を狩りに出かけ、一匹しとめたところだった。
頸動脈に牙をたて、引き裂き、血を吸う。
顔に血が飛び、黒い毛が一層濃くなる。

__まだ試作段階だが、どんな効果が出るか……
楽しみだな。

くくっと不気味な笑みを浮かべる。
どうやらホタル、先程の机一周で、何かしたようだ。

__これで、あのクズ以外にも忠実な下僕が増えるな。
存分に使ってやろう。……死ぬまでな。

もう一度、不気味な笑みを浮かべ
次の獲物にかかるホタルであった。

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