第9章 夏休み
「どーーーんっ!!」
Σ「きゃあぁーっ!?」
河原に戻ってくると、ジュッシーがいきなり飛び付いてきた。
後ろに倒れそうになるのをなんとか堪え、ジュッシーの背中をぽんぽんと叩く。
「もう、びっくりしたー。心臓に悪いよ、ジュッシー」
「あはは!おそ松兄さんがね、鈴はオーバーリアクションだから面白いって言ってたんだー!」
ま、またおそ松くんは余計なことを…!
椅子に座っているおそ松くんを睨む。けれど彼はそっぽを向いて口笛を吹き始めた。なんかムカつく!
「はいはい、十四松。いい加減離れて。彼女苦しそうだよ」
「…やきもち?」
「やきもちだな」
「次男と四男は黙ってろ」
「僕鈴と遊びたいなー!釣りしようよー!」
「ちょ、人の話」
「十四松兄さん、僕もまーぜてっ!」
「いいよー!じゃあトド松と僕と鈴で釣りしよう!」
「人の話を聞きなさい!」
「あ、あはは」
チョロりんの怒号などお構い無しにわちゃわちゃするジュッシーたち。私、まずはアイス食べたいんだけどなぁ…。
***