第2章 モーニン!
ライトの手によってショーツも脱がされ、多分裸体を晒すのは3度目だと思われるのだが、まだ慣れない私を、
「そんな硬くならないでよ」
力がこもってしまう内腿を指先でくすぐってきた。
「ほら、気持ちよくしてあげるんだから」
昨日と同じことをするとは言ってくれたとはいえ、昨日とは状況が違う。
今は完全にシラフの状態だ。
絶対的に羞恥心の方が勝つ。
「茜」
名前を呼ばれてドキッとした。
ライトが低めに出す声は、やけに心地よく染み込んでくる。
「見せてよ。昨日は暗くて見えなかったんだから」
「やっっ」
確かに今は明るい時間帯だ。
照明なんていらないくらい。
「茜」
もう一度名前を呼び、少し力を込めて私の膝を割った。
「ぁっっ」
「もうトロけてる。ココは俺のこと覚えてるみたいだよ?」
そうして、そのトロけてるところにライトの唇が近づいてきた。
「んんっっ!!」
やたらと熱く感じるその唇に、身体がびくりと跳ねる。
「あっっ……ライト、だめ……っっ」
「うん。気持ちいんだよね」
そこに顔を埋めて舐めながら言うもんだから籠って聞こえてくる声。
「ぅんーーっっ」
刺激の強すぎる愛撫に、午前中だということはもう忘れかけている。
くちゅくちゅと音が聞こえてきて、指もなかに差し込まれた。
「ふっっ」
細長いそれが私のなかを探るように動く。
「ココ、かな?」
ぐりっと指の腹を上に向けて引っ掻くようにしてきた。
「やっ……ぁぁぁっっ」
きゅんと締まる感覚。
ライトの指先は、私が一番感じる部分を知っているみたいだ。
「ぁぁっ」
顔を上げたライトが、指はなかに埋めたまま顔の位置を私の顔の近くまで移動させてきた。
「な、に……?」
「茜の顔見たい」
割と至近距離で見つめながらなかの指を動かす。
「ぁぅっ、んっんっ」
もう無理かも。
こんな見つめられて、気持ちいいとこピンポイントに触られて、イク以外の選択肢が見当たらない。
「茜、イッていーよ?」
「ん」
優しく促されて、ライトの指の動きに身を任せた途端ビクビクと震えた身体。
「ひゃぁぁっ、ぁぁぁっっんんっっ!!」
激しくイキながらシーツを強く握りしめた。