第2章 スタバァ〜事件簿(トド松)
心配そうな声をだしながら、顔をてのひらで左右を包み持ち上げられた。体勢をもどし、目を合わせるかたちになれば、ニコリと微笑まれる。
「謝らないで?トド松君が大丈夫なら私は大丈夫」
そんな事を言われた事がなかった僕は泣き出してしまった。〇〇〇ちゃんに抱きしめられ、頭をいい子いい子と撫でてもらうと、何か胸が温かくなった。
そして目を合わせず、僕はブツブツと話始めた。
「僕ね、〇〇〇ちゃんが好き…今日嫌われちゃったんじゃないかってすごく心配で辛くなって店を飛び出したんだ…」ぎゅーっと抱きしめると、くすくすと笑い声が聞こえた。
「びっくりはしたけど、ちょっと面白かったよ?」ふふふとわらった顔も可愛くて…僕の心配はなんだったのだろう?
ムスッとほっぺたを膨らませ「ひどいー」とそっぽを向けば、ごめんごめんと笑って返される。
「もぅ、反則だよ。もっと好きになっちゃったじゃん…責任とって付き合ってよ・・・。」
ぽそりと呟くと彼女は真っ赤になった。
「え?///今なんて?///」
「〇〇〇ちゃん、こんな僕だけど、付き合ってくれないかな…?」いっといてなんだけど恥ずかしくなり、ちょっと照れて、でも目線は合わせたまま言直す。
「わ、私でいいの?」
真っ赤のままの〇〇〇ちゃん。
「キミがいいの!キミじゃなきゃダメなの。」ぷくーとほっぺたを膨らまし強く抱きしめる。
すると小さく、「…はぃ、よろしくお願いします///」と帰ってきた。
え?!マジ?いいの?ってか可愛すぎじゃね?
そんなことを思いながらぎゅーっと抱きしめる腕に力が入る。そしてほっぺたにキスをした。
(いろいろあって、もうスタバァ~にバイトへいけなくなったけど、#〇〇〇#と一付き合えることになったからまぁ、結果オーライかなv)
「そういえば、#〇〇〇#ちゃんはなんで合コンきたの?僕呼んだっけ?」
「それはね、合コンってきいて、トド松君の連絡先を聞くチャンスだと思って混ぜてもらったの、みんなトド松君狙いならいいんじゃないって話になってさ」
とニコニコ話す。