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【HQ】夢から始まる恋

第6章 ひと夏の思い出




「行ってきまーす!!」


 夏休み最終日、今日は徹と遊園地デートの日。
 先日、徹に選んで貰った服を着てまだまだ暑い陽の元へと繰り出した。


 昨夜から何度も鏡の前に立っては見たものの、何度見ても自分には全く似合っているようには見えない……。


「本当に、こんな格好でいいのかな……」


 待ち合わせ場所である駅前に向かう途中、すれ違う人たちにチラチラ見られているような気がして下を向いていると誰かとぶつかってしまった。


「す、すみません!!」
「ぶつかったのが俺でよかったね?」
「徹!??」


 徹は私が遠くに見えたのでこちらに来てくれたという。
 下を向いている私には徹が来ていることも気付かずにぶつかってしまった。

 徹の言う通り、ぶつかったのが徹でよかった……のか?

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