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【HQ】夢から始まる恋
第5章 すれ違う思い
体育館は鍵も閉まっていて誰も居る気配がなかった。
「1時間も経ってればみんな帰っちゃうよね……」
私はとりあえず図書室へ戻ろうと校舎の中を歩いていた。
階段を上っていると遠くの方で何やら騒がしい声が聞こえてきた。
声のする方へ行くと女子生徒数名と、ニコニコと楽しそうに笑う徹の姿があった。
雷に打たれたようなっていうのは、多分こういう事なんだろう。
私は、その場を後にした。
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