• テキストサイズ

【HQ】夢から始まる恋

第4章 はじめての気持ち




「あぁ……雪乃ともっと一緒に居たいな……」
「徹……」
「でも、雪乃に迷惑はかけられないしね……名残惜しいけど、もう帰らなきゃ……」



 徹は、また小動物のような瞳をしている。


「ご……ご飯、食べてく……?」
「え?」


 私の口は勝手に動いていた。


「多分、一人増えたくらいじゃ問題ないと思うし……」
「で、でも……」



 二人の間に変な空気が流れる。
 どうにか打開策は……と考えていると、背後から誰かの足音が近づいてくる。


「あれ、ねーちゃん今帰り?……って、お、及川さん!? なんで!???」
「と、飛雄!?」
「やっほー♪ 飛雄ちゃん♪」



 飛雄は部活がない分、ロードワークをして有り余る体力を発散していたようだ。

 私と徹が家の前に居ることに少々驚いている様子。


「実は俺ら付き合ってるんだ♪ 今日からお義兄さんと呼んでくれてもいいからね~♪」
「え? え??」
「ちょ、とぉ……及川くっ」
「徹でしょ?」
「////」
「????」



/ 113ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp