• テキストサイズ

【HQ】夢から始まる恋

第3章 〜sidestory〜




「く、苦しいよ……」
「あ、ごめん。つい嬉しくて……」


 今度は彼女が痛くないように力を弱めた。
 腕の中の雪乃は何故か恐怖の表情をしていた。


「雪乃、何考えてんの? 凄い顔してるけど……?」
「////」
「なんか変な事考えてたんでしょ~~?」
「ち、ちがっ!? ただ、これが現実だったら、私幸せ過ぎて死んじゃうんだろうなって。ほら、いい事あると同じ分だけ悪い事が起こるって言うでしょ?」
「じゃあ雪乃にとって、今は死ぬほどいい事って事なんだ?」


 俺はつい、ブラック及川になってしまう。


「何回死んでも足りないくらい、私にとっていい事だよ……」


 彼女の顔に影が落ちた。


「徹……、ありがとう」


 雪乃が急に感謝するから、俺は首を傾げた。


/ 113ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp