• テキストサイズ

【HQ】夢から始まる恋

第3章 〜sidestory〜




「40.2度……」
「「人間てこんなに熱くなるんだ……」」
「お前らバカと違って普通の人間は弱っちまえばこんだけ高熱も出るんだよ」


 俺と飛雄の綺麗なハモリも、岩ちゃんの的確なツッコミに空しく消えた。


 相変わらず苦しそうに呼吸する彼女を見ていると、こちらまで辛くなってしまう。



「俺、家まで送ってくるわ」
「「え?」」
「飛雄、住所教えて」
「え、あ、はい」



 こうして俺は、二人の呆然と見送る姿を横目に彼女を家まで送ることとなった。


/ 113ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp