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【HQ】夢から始まる恋

第7章 季節の変わり目



「配布した資料の通り、各学年飲食物を扱う模擬店は2店舗まで、ステージを使用をする演目は時間に制限があります。申請用紙を確認したところ、1・2年は問題ないですが、3年生は1,2,5組が模擬店を申請しています。相談してもらって明日の朝までにどうするか報告してください。それでは次の議題に――」


 毎年人気のある模擬店は衛生面や経費の面で厳しいと聞いたことがあったが、まさか自分がそれに当たってしまうとは思ってもみなかった。

「こんなことなら前もって他のクラス委員と話しとけばよかったね……」
「そうですね……」


 隣で議長である生徒会長の言葉をメモしたり、ホワイトボードに書かれた注意事項の赤文字を書いたりしていた鈴木君が苦笑いでそう答える。

「それでは以上で本日の委員会を終了します。3年生の模擬店の件は明日の朝までに私か、担当の小松先生までお願いします。」


 今日は顔合わせと、各クラスと部活の発表内容の確認、注意事項の説明だけだったので1時間程で話合いは終了した。

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