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眠れる森の【文豪ストレイドッグス】
第3章 〈其の手を〉
車が発進して10分程経過したが、矢張り会話は無い。
先程から暇なので窓の外を眺めていると、景色が段々変わってきていた。
____何故だろう、此の景色を見たことがあるような気がする。
窓の外を眺めながら物思いに耽っていると、車が急ブレーキで止まった。
シートベルトはしていたのだが軽い衝撃が来る。急ブレーキって怖い。
何事かと思い前を見遣ると、包帯に塗れた男が車から3m位の場所に立っていた。
此奴何してるんだ、こんな道のど真ン中で。
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