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眠れる森の【文豪ストレイドッグス】
第5章 〈異能〉
音に反応してドアの方向を向くと、其処には中也さんが居た。
「………太宰さん、御免なさい。
正直貴方の事疑ってました。
ビンゴです」
「だから来るって云っただろう?」
ニヤリと怪しく笑って、太宰さんは弄んでいた珈琲を啜った。
そして「中也」と太宰さんが声を掛けると、中也さんが此方に気付きあからさまに嫌そうな顔をした。
「何で手前が此処に居るんだよ青鯖。
殺られてェのか?そうだよな?」
中也さんは今日も不機嫌絶好調。
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