• テキストサイズ

眠れる森の【文豪ストレイドッグス】

第4章 〈新生活〉





「呼びましたよ…じゃなくて!
何で本当に目の前に居るんですか!」

「君がそう云ったんじゃないか。

___で、要件は…私の異能ってところかな?
大方、さっきの時間にでも私が云った言葉の意味に気が付いたのだろう?」

「ご名答です、太宰さん」


本当にこの人は何でも判ってしまうのか。
こんな化け物みたいな人が敵にいる組織が可哀想に思えてくる。

「太宰さんの異能は、異能の効果を打ち消す異能ですよね?
そうじゃないと貴方が云った言葉と能力の辻褄が合わない」

「大正解。
私の異能は、【人間失格】。
あらゆる他の能力を、触れただけで無効化する。

暁ちゃんの異能だって、触れれば解除できるよ」

よし、私の仮説は間違っていなかった。
偶には頭も使ってみるものだ。

「じゃあ行きましょうか、太宰さん!」

/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp