第4章 〈新生活〉
「俺か?
俺はだな…確か17だったか」
「確かって!自分の年齢も憶えてないんですか(笑)
しかも30代過ぎたら判んなくなってくるかもしれないけどまだ10代」
「お前も自分の年齢判んねェのに云われたくねェよ」
そうですね中也さん正論です。
…何も云えねぇ。
「暁ちゃーん!
私も17だよ!
ねぇ聞いてる?」
「あ、ハイ一応」
「暁ちゃん、何時からそんな塩対応をするようになったんだい…?
…あーあ、折角暁ちゃんの事調べてあげようと思ってたのになぁ」
残念だね。
そう云って薄く微笑む太宰さんは、何だか少しエロかったです、まる。
…じゃなくて。