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眠れる森の【文豪ストレイドッグス】

第4章 〈新生活〉





翌日。


「太宰さん、私はマフィアなんですよね?


…なんでマフィアになってまで貴方の書類を整理しなくちゃならないんですか」

「だって君は私の部下じゃないか!

部下なら私の云うことは聞くべきじゃないかい?」


部下…なのか私は。
くそう、なんか負けた気分。

だが部下ならば上司の云うことは聞かないといけない。

太宰さんを少しだけ睨んでから、また書類整理を始める私だった。


書類整理をしていて、ふと思った事があった。



……太宰さんが上司…てことは先輩?
先輩って事は…歳上?






「…そういえば私って何歳なんでしょうか」

「え?
何言ってるんだい?

つい昨日暁ちゃんに会ったばかりの私が、君の年齢なんて知ってるとでも思ったの?

そんな事が会って直ぐに判るなんて変態くらいしか居ないんじゃないかと思うのだけど」


「太宰さんって変態じゃなかったんですか」

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