第5章 草という里
「ん?何がイヤなんだよ?何かアトラクションみてェで楽しいじゃん。追っかけて来るお化けから逃げるお化け屋敷みてえな感じ ?」
「このままじゃ追っかけて来たお化けに捕まるお化け屋敷になるわ!あーッ、オイラのバカバカバカ!!!欲かかねえでアジトにいりゃ良かった!うん!今ならよくわかる!欲張ったら駄目だ!角都みてェな浅ましい年のとり方ァしたくねえ!オイラは立派なじいさんになるわ!お前らなんかの口車に乗ったオイラを心底ひっぱたいてやりてえぞ!うん!」
「手伝うかぁ?」
「うぅるせぇえ!!!!オメエはカマ爺に捕まって尻子玉抜かれてりゃいんだ、バカッタレ!!!人の手伝いする前に手前を何とかしろってんだよ、うん!?」
「あ?尻子玉ってなん・・・だわッ!!」
「・・・・・!!!!!!」
「わわわッ、離せ、ちょ、コラ、いやいやいやいや、いィィやあァァァ!デ、デイダラ!!!!デイちゃん!!!待って!ぅわうわうわッ、顔、顔、ソレ以上近付くなあァァァ!!!!デ、デイダラァァァ、待てゴラッ!!!!た、助けてェ!キャアァァァァ!!!!!!」
「うわうわうわうわ、ありがとう!さようなら!飛段!うぅわ、こっち見んな!オイラはアンタの悪口なんざ面と向かっちゃ一個も言ってねえぞ!飛段はやるからこっちィ見んなぁ!!!!」
「デイダラアァァァ!!!!テメエこの、後で覚えとけえェェェ!!!!」