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連れ立って歩く 其の三 鮫と虚貝編 ー干柿鬼鮫ー
第4章 成り損ないの蛇とカキガラ
「牡蠣殻は暁と絡みがある。案外君と話が弾むとでも思ったのかも知れないな」
サスケの目が大きく開き、次いでスウッと細まった。
カブトはそんなサスケの反応を楽しむように二の句を接いだ。
「勿論君の大好きな兄弟とも縁があると言っていい。聞きたい事があるなら仲良くしてみたら?」
カブトの口角がより上がる。
「ただし、アレはすぐに逃げ出すから気長にする事だね。さっきみたいに逃げられても怒っちゃいけない。アレはそういうモノなんだから」
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