第4章 成り損ないの蛇とカキガラ
「ウチは変態ストーカーじゃない!バカバカバカバカ、バカばっかりだな!サスケとウチ以外!」
「うわぁ、何だ、コイツ。うっざぁー」
「ウザいのはお前だろ?サスケに絡むなよ!」
「絡んでねえし!むしろあっちが絡んで来てんじゃん!バーカウザ女!」
「うるせえッ、ウラナリ河童!あっち行って溝水でも被って潤ってろ!」
「ウ・・・ウラナリ河童ァ?お前ホンット口も性格もサイテーだな!?僕は死ぬ程怪我しても絶対お前に噛みついたりしないからな!?そんなんするくらいなら死んだ方がマシだよ!」
「そうかよ。望むとこだよ。ウチを噛まなきゃ助かんないようなとこでンな事言ってりゃ、黙っててももう死ぬんだよ!ザマみろ!頭にぶっといフラグぶっ刺して往生しなよ、ヘボ河童!」
「ウザい!口の悪さがもううんざりする程ウザい!」
「ウザいウザいってしつこいな!お前がウザいんだよ、お前が!」
「止せ、何も喧嘩する事はない。全員がウザい。それでいいじゃないか」
「もう黙ってろよ、重吾!さっきから何か凄い事言ってんだよ、キミさあ!大人しそうな顔していきなり全員否定に走るの止めてくれる!?何かもう泣きたくなる!泣かないけれども!!!」
「泣けばいいだろ?泣いてみろよ?泣いて乾いて萎びちゃえよ、キュウリ畑に埋めてやるからさ」
「泣かないし萎びないしキュウリ畑になんか埋まんないんだよ!!!!何なんだ、この妖怪扱い!?ちょっとコイツ殺っちゃっていいよね!?凄い世の中の為になるんじゃない!?ヒーローになっちゃうんじゃない!?僕、蛇じゃなくてX-MENのメンバーになれちゃわない!?」
「なれよ。何か溶けるしな、お前。それがどう世界平和に役立つんだか知らないけどさ、X-MENて事はお前はミュータントでOKなんだな?そうなんだろ、な、ミュータント。ちょっと溶けてみろよ、ホラ」