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連れ立って歩く 其の三 鮫と虚貝編 ー干柿鬼鮫ー

第12章 牡蠣殻はやっと眠たい


「頼まれたえ」

「そうか。では杏可也に言うといい」

窓辺りに腰を預けて腕を組み、海士仁は人悪く笑った。

「多分会いに行くだろう。干柿に」

「ありゃ、知り合いかえ!」

「そう大層なものではない」

海士仁は首に手を当てて肩をすくめた。
表を眩しげに眺めて薄笑いする。

「・・・・さて、杏可也はどうするかな・・・・」









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