• テキストサイズ

✱でもきっとハッピーエンド✱【BLEACH】

第49章 Divortium-君のための嘘-




だがユーゴーの表情を見たバズビーは…



「何だよそのカオ!言い返せよ。
俺がワルモノみてーになんだろうが!」



「…そうだね。ぼくはまだ、きみみたいに神聖弓(ハイリッヒ・ボーゲン)も作れないし…ショボイ奴だよ」



「バッカやろユーゴー!そんなことねーって!これは俺が天才だからできんだって!オマエ言うほどショボくねーって!大丈夫大丈夫!」



「最初にショボイって言ったのきみなんだけど…」



「こんなモン俺らぐらいの歳の連中みんな作れてねーから!オメーの友達見てもそうだろ!?」



「さあ…あんまりそういうの見ないからわかんない…。それと“ユーゴー”って呼び方もやめてくれるかな。きらいなんだ」



「なんでだよ。じゃあ親とか何て呼んでんだよ」



「親はいない。叔父さんと暮らしてる」



「じゃあその叔父さんは何て呼んでんだよ!」



「何だっていいだろ。そんなのきみに教える必要ない。もう行ってよ、ぼく今日ウサギ獲って帰らないといけないから…」



ボスッ



バズビーは先ほど仕留めた兎をユーゴーに投げつける。



「いった…なにす…」



「やる」



「え……」



「俺べつに食うために狩りしてる訳じゃねーから。俺が天才なの、見せつけるために狩りしてるだけだから」



バズビーはマントに付いてる“B”のマークが描かれたバッジをユーゴーに投げる。



「ユーゴー、お前今日から俺の子分な。大人に何言われても気にすんな。わかんねえことは全部俺が教えてやる。最強の滅却師になろうぜ、ユーゴー」



ヘルメットを被り、バズビーは去って行った。



























「──真世界城だとか言ってやがったな…ここは銀架城じゃねえのか。いつの間に城の名前まで変わった?」



その問答にハッシュヴァルトは答えない。



「“そんなのきみに教える必要ない”ってか?オメーの口癖だったもんな」



「外へ出ろ。これ以上ここで戦えば城が痛む」



「はっ、バーナーフィンガー3!!」



ハッシュヴァルトは剣を構えた。



.
/ 900ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp