第5章 『覗く先。』灰羽リエーフ
先輩はエロい。
Tシャツから覗く胸の谷間とか短パンから覗くほどよい肉付きのよい脚とか。
夏の部活の時にポニーテールにしたときに見えるうなじとか。
そんな先輩のエロい部分が今惜しげもなく眼下にさらされている。
「顔…洗いに行くんで降りてもらえますか?」
いつの間にか先輩は俺の太ももの上に座っていた。
『えー?やーだ。』
そのまま先輩は俺の胸に身体を預けてくる。
昨日のことを忘れたいと思う気持ちと情欲のままに貪りたいという両極端な気持ちがぐるぐると渦巻く。
いや、情欲の方が勝ってしまっているらしい。
ぴたりとくっついた柔らかな女性らしい身体は俺の雄を見事に刺激し、ゆるりと首をもたげていた。
『リエーフ…したくなっちゃったの?』
細く白い指がハーフパンツ越しに『ブツ』をなぞる。
「ちが…朝だから……せーりげんしょーで…」
『リエーフ可愛い。』
先輩は真っ赤な舌で自分の唇を舐め、つぶやいた。
『抜いたげよっか?』
にやり
いつもは眩しいはずの先輩の笑顔。
今は煽情的な瞳で俺を見てる。