第4章 『覗く。』木兎光太郎+α R18
電気の点いていない廊下を歩く。
男子部屋も消灯したのだろう。
さすがに堂々と歩いていい時間ではない。
私は早足で目的の場所である体育館の倉庫に向かった。
『きたわよ…?』
体育館に小さく声をかけるとかたかたと物音がし1つの準備室の扉が開く。
私は黙ってそこに入る。
『明日も早いんだから…
私あんたと違って体力底ぬけじゃないの…
木兎』
そう、私を呼び出したのは梟谷のエーススパイカーの木兎光太郎。
なぜ私が呼び出されたかって?
それは至極簡単な答え…
「んなこと言ったって溜まってて寝れねーんだわ。突っ込ませろよ。」
そう、私は木兎の性欲処理機。
ただ欲を吐き出すための道具にすぎない。