第41章 『嫌い、すき。』孤爪研磨 R18
「っ…ぁ…」
「ね…昔おれとした時より感度上がってる…おれ以外ともシたの?」
身につけていたものは全て床の上。
いつの間にかお互い何も身につけておらず、あぐらをかいた研磨に背中を預け下から突かれている。
「いいっ、たくない。」
首を横に振って抵抗するけれど、お腹に巻き付けられていた手が乳房を包みながら胸の先端を捏ねる。それだけでは飽き足らず、股間に伸びた指が敏感な突起を優しく撫でる。
何度も何度も弄ばれたそこは再びの快感に悦び体を震わせる。
「最後にシてから10年…だもんね。でも嫉妬する。」
「けんっ、ま、けんまぁ…」
「やっぱり他に渡したくないな。」
「も…ちゃう…」
「じゃあちょっと頑張ってね。おれも夏乃の中でイきたいし。」
刺激されていた突起から手を離され少しだけ息を吐いた束の間、私の腕は後ろ手に引き寄せられ、そのまま遠慮なしに律動が始まる。
「ひっ…ま、てぇ」
「待てない。これ、きもちいい。」
さっきより低くなった研磨の甘さを含んだ声が鼓膜を揺らす。それだけで身体は昂り中の研磨を強く締め付ける。
「っ…そんなにおれの、早く欲しい?」
「ちが…のぉ…」
腕を掴む手が離れ上半身が崩れる。
力なくマットレスに体を横たえるが、挿入されたままのそこは高く上がり、もっと欲しいと愛液を腿まで滴らせる。
「違わない。夏乃はえっちだね。」
違う。否定を告げる前に再び始まった律動。
奥を強く何度も穿たれれば、刺激を受け続けたソコは声もないまますぐに達してしまう。
ぶるぶると震える体や、中の締まり、足の指の反り方から達したのはわかっているはずなのに研磨は律動をやめない。
「いっ、た…も、い、たのぉ」
達したのに止まらない。更に追い込むように律動を続ける研磨に、いつの間にか溢れた涙を啜りながら静止を伝えながら腰を離そうとするが、細く骨ばった手のひらが、私の腰を更に引き寄せる。
「逃げないで…もう少し、だから。」
達して、達して、もうわからなくて
髪を振り乱して、可愛い声なんて出せなくて
やっと溢れた小さなイクの言葉に、私はぼろぼろと涙をこぼしながら何度目かわからない絶頂を感じ取った。