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夜の少年達【HQ】

第38章 『S系女子の捕獲』 日向翔陽 R18




「夏乃ちゃん…?」

エレベーターの扉が閉まるのを目で追っていた私。
突然の翔ちゃんの声にびくりと体が跳ねた。
翔ちゃんを見れば、やっぱり怒った顔。

「リエーフから夏乃ちゃんと一緒にいるって聞いてびっくりしたんだから…
ホテルの名前聞いて急いで走って受付に聞いたら最上階だって言われて…
っ、とにかくすごく心配したんだから!」

たしかに今日のことを伝えておけば、翔ちゃんにこんな顔させなかった。
今回は反省だなぁ。

「翔ちゃん、ごめんね?」

自分が悪いので素直に謝るけれど翔ちゃんの怒った顔はいつもの柔和な顔に戻らない。

「ごめん、なさい」

「許さないよ。」

ぽん。
肩を押されベッドに倒れこむ。
体を起こす間も無く翔ちゃんが上にのしかかる。

「夏乃ちゃん、リエーフにおっぱい触らせてたでしょ。」

「あれは灰羽が勝手に!」

「今日は寝かせないからね。」

そう言いながら翔ちゃんはさっき灰羽にもらった小さな箱を私の眼前に突きつける。

見覚えのあるサガミ、0.02の文字。
でも容量は業務用20枚入り。
それも2箱。


灰羽、あいつバカなのね。



「これ使っていっぱいえっちしようね?」


口元は笑み。
でも目元は笑っていない。






きっとわたし、明日は動けない…

「お手柔らかに…お願いします……」

わたしの引いたような声に、翔ちゃんはさらに口の端を上げたのだった。

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