第37章 『彼は無気力系…?』 孤爪研磨 R18
「夏乃、可愛い。」
涙と
唾液と
精液で
ぐちゃぐちゃになった顔。
苦しさで歪んだ表情。
それを研磨は可愛いと言う。
「ごめ…なさ…」
再び涙を溢れさせる私の、頬を流れる涙を舐めとり研磨は笑う。
「じゃあ、下着脱いで。」
許されるならとのろのろと下着を脱げば、いつのまにか立ち上がった研磨の雄が膜に包まれている。
きっと研磨は気づいてる。
私の秘部が触られてもいないのに濡れていることを。
「ほら、自分でまたがって挿れてみて。」
猫のようなきんいろのひとみ。
それで覗かれ、私はこくりと頷く。
わざとではないキスでも、研磨が許してくれるなら。
この先にどんな快楽が待っているか。
二つが入り混じり子宮がきゅんと疼いてしまうあたり、私ってマゾヒストなのかもしれない、と自覚してしまう。
パイプ椅子に座って私を待つ研磨。
私はそのまま抱きつくように体を密着させると、片足を地面につけたままもう片足を上げ、陰茎に手を添え自らに導く。
ぐぢゅ
濡れた秘部と亀頭が擦れ卑猥な音を立てる。
その音を聞いた研磨の唇に赤い舌が這った。
そっと腰を落としたけれどそんなことはさせまいと、研磨は腰を掴み一気に下へと引き落とした。