第33章 『秘密、ひみつ。』赤葦京治 R18
side赤葦
「じゃあ、もっと変にしてあげる。」
見せつけるように避妊具を夏乃の眼前に晒し、封を開ける。
スラックスのファスナーを下げ下着から陰茎を取り出せば、興奮しきったソレは腹に付くくらいそそり立っている。
ソレに避妊具をかぶせ、そのまま夏乃の膣口に当て音が鳴るように動かすと、彼女は膣口をひくひくさせナカへと吸い込もうとする。
「挿れるから。」
肯定しか認めない問い。
それの返事を待つ前に俺は切っ先をつぷりと膣へと埋め込んだ。
痛いくらいの締め付け。
流石処女。
唇をぎりと噛んだ彼女の表情がたまらなく良い。
ほろり、と彼女から流れた涙を舌で掬い取ると、俺はゆるりと腰を送った。
「っ…いたいっ…」
ぎちぎちと締まる膣。
痛みで身体に力が入り余計に痛みを強くしている。
少し緩めてやらないとな、と思うけれど、今までの女が非処女、もしくは自ら遊ぶ女ばかりで突っ込めば善がっていたから勝手がわからない。
でも、痛いから力む。
痛みを別の感情…快感に変えてあげれば良い。
そう思い、俺は下の敏感な蕾をころころと指で転がした。
快感は増したらしい。
でも、締め付けが増し、俺が苦しい。
力を抜かせながら快感を増す…
あいにく手近には潤滑油はない。
さて、どうしたものか。
「せんぱぁ…いたいっ…」
下で痛いと泣く声を聞きたくない。
だから俺は"声"を塞いだ。