第33章 『秘密、ひみつ。』赤葦京治 R18
side赤葦
羞恥で瞳を潤ませ、顔を真っ赤に染めた彼女。
不意に腕を掴まれ腕を引いた彼女は、下着の上から秘部を俺に触らせた。
「ここ…むずむずするんです…」
下着の上からでも愛液が溢れているのがわかる。
湿った下着の上から蕾を擦れば、彼女は小さく啼く。
「ここ、どうしてほしい?」
下着の上から何度も刺激すれば、膝をかくかくと震わせ今にも膝から崩れ落ちそうになりながら俺を見た。
「ちょくせつっ…さわって…ください。」
言った。
堕ちた。
乾いた唇を舐めパイプ椅子から立ち上がると、俺はよく木兎さんが昼寝をしているベンチの上に夏乃を横たわらせた。
「もう、嫌だって言っても止めてやらないから。」
濡れた下着を脱がせ、カーディガンとワイシャツを脱がせると、ブラジャーを無理矢理上に押し上げる。
ささやかな胸の膨らみの上にある淡い色をした乳首を舌先で突いたり軽く歯を立てたりすれば、夏乃は遠慮がちに啼く。
もっと。
もっと啼かせたい。
自分の中にこんな感情があったのかと思うくらいの高揚感。
バレーと同じくらい、いや、もしかしたらもっと上かもしれない。
胸の尖りを口で吸い、秘部の突起を愛液の滑りを借りて何度も刺激する。
膣口にも指を数本入れるとナカは今にもイきそうなくらいひくひくと波打っていた。
「イきそう?」
そう問えば、夏乃はこくこくと首を縦に降る。
その答えに不満を感じ、ぐいと指を膣奥へ差し込むと指を左右に割り開く。
「っ!あああんっ!!!」
まだ誰も受け入れたことのない膣を無理矢理開く感覚に口角が上がるのが止められない。
「…で、イきそう?」
再び同じ問いをすればはく、はくと口を開け閉めし、はふ、と息を吐く。
「イく…って…わか、な…
おなか…へんっ…
わけわかんな…」
潤んだ、困ったような瞳で見つめられ、口元が疼く。
何故だろう。
無性に口元が笑みを作りたがる。
乾いて仕様がない唇をひと舐めすると、俺はポケットに入れておいた避妊具を取り出した。