第33章 『秘密、ひみつ。』赤葦京治 R18
side赤葦
「じゃあ終わり。」
そう伝えた俺を見て、彼女…夏乃はなぜと言わんばかりに俺を見た。
そう、終わり。
俺からスるのは。
あとはお前がどうするかだ。
きっと下着は夏乃の愛液で湿っているだろう。
そして、快感で硬く立ち上がった蕾は下着で刺激されるだろう。
それを見越して問いかければ、スカートをぎゅっと掴んでいた夏乃が切なそうに俺を見た。
「あ、の。なんか変…です。」
それを軽く突っぱねれば、夏乃はきょろ、きょろと視線を彷徨わせ口を開いた。
「むずむず…します。」
「どこが?」
「胸…と、あ…そこ。」
「あそこってどこかな。ちゃんと言わなきゃわからないよ。」
唇を噛み締め泣きそうな顔で視線を様寄せる夏乃が可愛いくて、つい虐めてしまう。
こんなに"女"に可愛い、や楽しい、という感情を感じたのは久しぶりだな。
さて、お前はどんな反応を見せてくれるのかな。