• テキストサイズ

夜の少年達【HQ】

第3章 『宵闇の桜』赤葦 京治 R18



抱き寄せられた体を離すと私は自分から口付けをしたんだ。

こんなこと言うのもきっと桜のせい。



『いーよ…して?』


その言葉とともに激しいキス。

息もつげないくらい激しくてキスに溺れそうだ。

自然と首に腕を回し唇を貪る。


唇を離すと2人の間に銀糸が伝う。


「もっと…欲しい」


ぽつりと告げられた言葉。


『うち…くる?』


正直、初めて会った男の子にこんなこと言うのは間違ってると思う。


でも、なんでだろう。


気持ちがざわざわする。



きっと



お酒が回っているから。




それと




この綺麗な夜の桜のせい。




/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp