第31章 『S系女子の秘め事』 日向翔陽 R18
「ねえ、翔ちゃぁ…」
「どうしたの?夏乃ちゃん?」
言いたくないのに
言いたくないのに
もう、限界…
「翔ちゃんの…
ちょうだい?」
そう吐き捨てれば、膣に熱い熱。
一気に挿入され、限界ぎりぎりだった身体は一気に頂点を迎えた。
「やあああぁぁああ!」
「っ…締まるっ」
挿れただけでイくとか訳わかんない。
でも、
気持ちいい。
「翔ちゃあ!翔ちゃあ!」
「うん、気持ちいの止まんない?」
「とまんにゃい…」
「じゃあ動くよ?」
限界を迎えイったばかりの私の身体。
翔ちゃんは御構い無しに律動を始めた。
さっき覚えたらしい私のGスポットを、硬い亀頭で何度も擦るから快感で頭が麻痺してくる。
「やっばいね。夏乃ちゃんイきっぱなし?気持ちいい?」
「しょうちゃぁ…きもち…きもちくてへんになるぅ…」
「夏乃ちゃん、ちゅーしてもいい?」
「してえ?きすしたい。」
「じゃあ口開けてよ。」
言われるがままに口を開け、入り込んできた舌を夢中で絡めた。
気持ち良い。それだけで頭が支配されている。
他のことなんてもう考えられない。
「ここ、一緒にするとどうなっちゃうかな。」
キスの合間にそう呟いた翔ちゃんは、腰を穿ちながらクリトリスを捏ね始めた。
「あああっ!やっ!それやあっ!」
高まり過ぎた身体は限界を超え、何度も翔ちゃんの陰茎を締め付ける。
「っ、夏乃ちゃんさぁ、ケイケンあるんじゃないの?
ケイケンないおれにイかされて悔しい?」
いつの間にか翔ちゃんは穿つ場所をGスポットから奥のPスポットへと変えている。
止まることのない、さらに高まる快感に私は涙を流しながら喘いだ。
「もう気持ちいいしかないかなぁ。
じゃあ最後に一緒にイこっか?夏乃ちゃん。」
翔ちゃんは狙いを定めたかのように、奥の奥、Pスポットを狙う。
しかも、クリトリスを撫でる手はそのまま。
さらに空いた方の指で乳首まで刺激されたら理性なんて崩壊。
「も、だめぇ!」
「夏乃ちゃんイく?」
「イくっ!…イっちゃうっ!だめぇ‼︎」
ぐんっと奥を刺激され、私は喘ぎをこぼしながら果てた。
一気にフェードアウトする意識。
意識が途切れる前、翔ちゃんが何かをつぶやいた気がしたけれど、
私はそれを聞き取る余裕がなかった。