第31章 『S系女子の秘め事』 日向翔陽 R18
電車の中。
帰り道。
マンションの階段。
ピンヒールでふらりと歩くたび、転ばないよう腰をささえてくれる翔ちゃん。
わざとらしく鞄の中の鍵を探し見つけたキーケース。
かちゃりと鍵を開けると、私はぐいと翔ちゃんの腕を引き部屋へと引き込んだ。
勢いが良すぎて上がり框に尻餅をついた翔ちゃん。
何が起こったかわからない。
そんな顔をしている翔ちゃんの上に覆いかぶさる。
「ねえ、翔ちゃん。翔ちゃんってさ…
童貞?」
質問の意図に気づいた瞬間沸騰するように翔ちゃんの顔が赤くなり、え、あの、その、と言葉にならない言葉が返ってくる。
了承も得ずに寛げたポロシャツから、割れたお腹。
それより上、ぴょこりと立ち上がった赤い乳首に指を這わせると翔ちゃんは息を詰まらせた。
「夏乃ちゃん⁈何してっ…」
何って
「せっくすしたいの。」
ぺろりと乾いた唇を舐める。
玄関の鍵は施錠済み。
ヒールも脱いで投げ捨てた。
「だって翔ちゃんも苦しいでしょう?」
チノパンを持ち上げる"ソレ"に手を這わせると、翔ちゃんが甘い声を出した。
うん、かわいい♡
「だから、楽にしてあげる。」
素早くベルトを外し、チノパンをくつろげる。
ボクサーを持ち上げる"モノ"に期待をし、下着を下ろした。
「夏乃ちゃんっ⁈」
慌てた翔ちゃんの声と手。
陰部に手を伸ばす翔ちゃんを押しのけ、ぐいと立ち上がる陰茎に指を這わせた。
ぴくり、と動く陰茎。
こくり、と鳴る喉。
「いただきます♡」
立ち上がったそれを、私はぱくりと口に頬張った。
「んっ…くうっ…」
雄臭いそれを咥えると、小さく喘ぎ出す翔ちゃん。
上目遣いで表情を確かめると、戸惑い。
なぜ、どうして。そんな表情。
大丈夫だよ、翔ちゃん。
すぐに気持ちよくしてあげるから。
見た目の割になかなか立派なモノをお持ちの翔ちゃん。
唇で亀頭を扱きながら舌先で先の穴をぐりぐりと刺激する。
唇を噛み必死で声を我慢する翔ちゃんが可愛くて、陰嚢を揉みしだきながら強めに先を吸った。
「ぅあっ…!だめだって…夏乃ちゃんっ!」
「ん♡翔ちゃん可愛い♡」
童貞くんかーわいい♡
「我慢しないでいいからね?」
声も
精液も
ぜーんぶ
我慢しないで?
じるり、音を立てながら私は溢れ始めた先走りを音を立てて啜った。