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夜の少年達【HQ】

第3章 『宵闇の桜』赤葦 京治 R18




いきなり強い風が吹き、桜の花びらが舞い散る。


風のせいで私の髪の毛も乱れる。


「髪の毛…桜…」

今の風で乱れた髪の毛に桜がついてしまったらしい。


京治君が髪の毛についた桜の花びらを取ってくれる。


そっと触れる指先にすこしときめきを感じてしまう。


まだまだ酔いが醒めていないのだろう。


7つも年下の彼にときめいたりするなんて。


京治君の手が止まる。



『桜…とれ…た……』




その先の言葉は紡げなかった。





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