第3章 『宵闇の桜』赤葦 京治 R18
少年はいろいろ話をしてくれた。
少年の名前は赤葦京治(あかあしけいじ)くん。
梟谷学園の1年生。
バレー部のレギュラーでセッターっていうポジションをやってるとか、
バレー部の先輩のテンションが高すぎてついていけないなんて話をしてくれた。
いろいろ教えてもらったし私の話もした。
『あたしはねー椎名夏乃22歳。短大卒業して今の会社入ったんだー。
だから入社2年目?4月で3年!
彼氏もいないし友達も仕事忙しいみたいだし最近ぼっちでさびしーの!』
私は京治くんの方を見る。
『だからけーじくんと話できてたのしーよー?
こんな酔っ払ってるのに話聞いてくれてありがとね?』