第29章 『教室の秘め事〜0818〜』 灰羽リエーフ R18
side夏乃
「ね、触ってないのに乳首勃ってる。キスでそんなに感じた?」
ストレートな物言い。
でも、ごまかしきれないくらい身体は反応していて否定ができない。
こくん、と首を縦に振れば先ほど離したばかりの唇に軽いキスが降って来た。
「じゃあこっちは…?」
そう言って手を伸ばしてきたのはフレアスカートの中。
慌てて裾を伸ばして阻止しようとするけれど、その手をすり抜けて、リエーフ君の手は目的の場所に到達してしまった。
「下着、湿ってる。」
恥ずかしい…
私の方が年上で、少しでも余裕な姿を見せたい。
それなのに私は8つも年下の少年に心を乱されている。
湿る下着は私の欲望。
小さい時からずっと恋してきたハーフの少年が欲しくて欲しくて仕方ないのだ。
「だって…リエーフ君、夏休みは合宿三昧、部活三昧でお昼も一緒に食べれなくて…
会うのも久しぶりで…」
「だから期待してた?」
端正な顔つきの彼に顔を覗き込まれ素直にこくりと頷くと、リエーフ君はにまりと笑い私の唇にふわりとキスをした。
「夏乃さん可愛い。」
そう言いながらリエーフ君はゆるく縛っていたネクタイを外しワイシャツのボタンを外す。
いつもは部活があるからとTシャツを着ているのに、今日は珍しく黒のタンクトップ。
ワイシャツを脱ぎ捨てネクタイの上にぽいと放った。
それが終わると伸びてくる手。
浮かせてと言われて素直に持ち上げた腰。
肌に馴染んだストッキングと中心が湿った下着にかけられた手はそのままリエーフ君の方へと引かれていき、履いていた内履きのスニーカーと一緒に脱がされそれも机の上に。
ふわりと広がったスカート。
直接私のお尻に当たる机。
ひやりとした感触に、火照った身体がぴくり、反応した。