第28章 『朧月の夜。』 嶋田誠 R18
「ひっ…ああっ!」
夏乃の顔が見たいから。
そう言ってあまりしてくれない後ろからの挿入。
いつもより奥に当たりきゅんきゅんと子宮が疼いて止まらない。
ぐぢゅぐぢゅと音を立て出し入れされるたびに、小ぶりの胸がふるふる震えた。
「あんまりしてなかったけど、バック…マジでエロいね…」
なんども私に腰を打ち付ける嶋田さん。
いつのまにか腕の力は抜け、床のタオルをやっとで掴む。
高く腰を上げた状態で奥ばかり突かれ、知らぬ間に涙が溢れた。
「まこ…まことしゃ…おかしくなゆ…」
喘ぎの合間に必死に声を伝えると、なぜか律動が止まった。
と思ったら、にゅぷり、と肉棒が抜かれ私はいつのまにか寝転んだ嶋田さんの上にいた。
「うん。おかしくなってる夏乃の顔見せて?」
少しだけ腰を持ち上げられ再び肉棒が挿入される。
さっきまで感じていた場所とは違う、別の感じる場所を擦られ、また体の力が抜けた。
倒れ込んだ嶋田さんの胸の上。
ふわり、といつもの香りがして顔をあげれば唇に熱。
潤んだ目で見つめていれば、嶋田さんはふわりと笑った。