第27章 『貴方だけしか見えません。』月島明光 R18
私が痛くないようにゆっくりゆっくり進み、ナカが馴染むようにと私を抱きしめたままじっと動かないでいてくれた。
その間も明光さんはいろんなところにキスを落とす。
少しずつ、少しずつだけれども、明光さんのモノが入っているナカが疼き始めた。
熱い…というのか、むず痒い…というのか…
『あきてるさん…?』
「…?どした?痛い?」
心配そうな顔の明光さん。
『あの…』
正直に言ったらはしたないって思われそうで、どうしても口に出せない。
「痛い?抜こうか?」
どうしたら伝わるのかわからない。
心配そうな顔で自分のモノを引き抜く明光さん。
ずずっと引き抜かれたとき、身体の奥が疼き声が漏れた。
「…え?」
恥ずかしくて顔が熱くて、思わず両手で顔を隠した。
「夏乃ちゃん…痛い?」
そう聞かれるけれど恥ずかしくて答えられない。
答えられずにいると、ナカにいる明光さんのモノがちいさく動き始める。
『っ!やっ!明光さんっ!』
「気持ちいい?」
ぐちゅっ、ずちゅっと水音が鳴り始める。
これが気持ちいいのかはわからない。
でも…
「夏乃…?気持ちいい?」
『わか…な……おなかっ…あついっ!』
お腹が熱くて、うずうずする。
背中に回した腕も
密着するカラダも
繋がった秘部も
触れている部分が溶けちゃいそう
明光さんと1つになっていることが嬉しくて
夢中で明光さんをぎゅっと抱きしめた。
『あきっ…てるさ…すきっ』
夢中で口に出せば明光さんはちいさく呻く。
「ずるいっ…そんな風に言われたら我慢できなくなる。」
ぐいと体が浮き、背中に手が回る。
さっきよりも強く抱きしめられ唇が触れた。
先ほどよりも深く穿たれ、思わずのけぞると小さな声が聞こえた。
「愛してる」
その声を聞いた瞬間、何かが爆ぜるような感覚がして、すうと目の前がフェードアウトした。