第27章 『貴方だけしか見えません。』月島明光 R18
もう少し下を攻めようと唇を落とそうとしたとき、静止の声が降ってきた。
「も…おしまいっ…!」
ぐいと肩を押されてしまえば私からは何もできなくなる。
『ずるい…』
そう不貞腐れると苦笑しながら明光さんは私の手を引く。
「俺も限界なの。」
下着越しに触れたソレは、熱くて硬くて下着からはみ出てしまいそうなくらいそそりたっていた。
「いい?」
やさしく問う明光さん。
覚悟なんて決まってる。
私はこくりと頷き、自らベッドに倒れこんだ。
どこに持っていたのか、明光さんが銀色の小さなパッケージをぴりりと開く。
下着を脱いだ明光さんが自らにソレを纏わせたかと思ったら、私の上に覆いかぶさった。
私の濡れた入り口にくちゅりと明光さんのモノがあてがわれる。
未知の感覚に体を硬くすると明光さんは私の唇にキスを落とした。
「背中、捕まってて?辛かったら爪たてていいから。」
触れるキスから深いキスへ。
私の身体の力が抜けたところで、ゆっくり明光さんのモノが私のナカに入ってきた。
たくさん慣らされたから痛くはない。
けれど、無意識にナカに進入するモノを締め付けたらしく明光さんがちいさく呻く。
『ごめ…なさ…』
「大丈夫。痛くない?」
『大丈夫…です。』
自分も辛いはずなのに明光さんは笑う。
私を安心させるように。