第24章 『とろけるチョコは恋の味♡』木葉秋紀 R18
「じゃあさ、俺にも味見させて?」
そう、耳に吹き込まれた瞬間、私の体は浮き、調理台に座るように降ろされた。
「服、汚したくなかったらしっかり持ってて?」
そういうと秋紀は私にニットの裾を持たせる。
まるで、自分から服を持ち上げ触って欲しいとねだっているような格好。
羞恥で頬を染めれば秋紀は、さも今思い出したとでも言うようにわざとらしく声を上げた。
「あ、これも。汚れちゃうよ?」
これ、とは下着。
あろうことか、秋紀は私の下着をぐいとたくし上げるとぐっと唇の前に持ってくる。
「咥えて?」
唇に押し当てられた下着を唇で挟めば秋紀はおもむろに鍋に指を入れ、私の体…主に胸にチョコレートを垂らし始めた。
とろり
ゆっくり体を伝うチョコレート。
それをなぞるように秋紀の舌が身体を這う。
『あきっ…のりぃ…』
「チョコ、めっちゃうまい。特にココ、とか。」
コーティングされたチョコをはがすように胸の先端を吸い、舐める秋紀。
いつもはHなことをしないキッチンで、いつもと違った攻め方をされ、感じないはずがない。
じわり、と蜜が溢れ下着を汚したのがわかり、足を閉じようとするけれど、秋紀が足の間に身体をねじ込んでいるから、どうしようもできず、身体がもどかしい。