第23章 『五月雨の夜。』嶋田誠 Ｒ18

服をすべて脱がされた後、私は丁寧に丁寧に中をほぐされた。

身体がびくびくと跳ね、甘い声が漏れる。


あつくて、どうにかなってしまいそう。

じゅるり、と音を立てて嶋田さんが私の中から溢れ出る液体を舐めとると、嶋田さんが私から離れた。

『しまだ…さん？』

「ね、夏乃ちゃん？聞くのはこれが最後。
本当に俺でいいの？」

私に覆いかぶさり、私の髪の毛をそっとなぞる嶋田さん。

『しまださんがいいの。お願い…します。』

私は髪を撫でる嶋田さんの手を取ると、その手のひらにキスを落とす。


「優しくできなかったらごめん。」

そういうと嶋田さんは、Tシャツを脱ぎ床に放る。
かちゃり、かちゃりとベルトのバックルが鳴るのが聞こえ、少しだけ怖くなった私はぎゅっと目を瞑った。

「体がっちがち。そんなに力入れたら痛いよ。」

ちうっ。
目元に嶋田さんの唇が当たる。
頬や鼻先、おでこなど、たくさんの場所にキスしてくれる。




だけど、肝心なところにはまだ１回もされてない。

『私…くちびるっ…きす…してもらえたら頑張れる…から…』

目を瞑りながらそう言えば、こくりっ、息を飲む音。






そして舌打ち。

恐る恐る目を開けようとすると、掴まれ上を向かされる顎。
そして、噛みつかれるように奪われる唇。

想像以上に激しくて動けずにいると、嶋田さんの舌が歯列をなぞる。

そっと隙間を作れば強引に舌がねじ込まれ私の舌と絡まった。

酸素を求めて口を開けばさらに深く絡まり合い、どうしたらいいのかがわからず、ただ喘いだ。