• テキストサイズ

夜の少年達【HQ】

第15章 『無口少年は何を思う。』 福永招平




え?



え?

『福永が私のことを好き⁈』

こくこくと福永が縦に首を振る。

話が急展開すぎてついていけない。


パニックになっている間に福永は私に急接近していた。

そして、ずいっと顔を近づける。




「……夏乃先輩…は?」


『わ…たしっ…』


近いっ!近いっ!
気を抜いたら唇が触れてしまいそうだ。





ドキドキする。



このドキドキは”びっくり”のドキドキ
”好き”のドキドキ?


わからない。

それでも顔は赤くなる。


『福永っ…近い…』

「夏乃…先輩…」

こつり

おでこがくっつく。


ぎゅっと目をつむれば、ふっと笑う声。

え?と思った頃には唇に温かいものが重なっていた。




/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp