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黒子のバスケ*Short Stories2

第1章 身長差の恋*伊月*火神*木吉


<そっちばっかりずるい!…頭なでさせて/木吉>

大好きな鉄平の大きな手。

優しく頭を撫でてくれるのも大好き。

だけど。

「おっ!、テーピング完璧じゃないか!」

「今日の弁当は、特に玉子焼きがうまかったぞ!」

「火神の勉強見てやるなんて、はいいやつだな!」

…何かあるごとに私の頭を撫でてくる。

確かに私は一つ年下だけど!

何だか子ども扱いされている気がしなくもない。

鉄平は天然ボケ男だけど、実は色んなこと知っていて深く考えている時もある。

精神的に「大人」だなって思う時もある。

「、待たせて悪かったな。帰ろーぜ!」

また頭の上から大きな手が伸びてきて、私の頭を上から下へと何度も撫でてくる。

むう、と膨れる私に気付いたのか、鉄平がどうしたんだ?って顔を覗き込んできた。

「ジュース奢ってやるから元気出せ!あそこの公園で飲もうぜ。」



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